舞 のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
「行かないで」とう母の涙に予科練の志願を止めて 今生きている
21
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沙久
目を覚ますこともないまま逝こうとす 祖父の耳元で名を呼び続け
18
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人三昧
燕くろに 空は自由か 問うてみる そうでもないと 答えるのかな
7
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千映
安全な運転で帰り願う吾に和田宿で蕎麦食むとメールが
6
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林林
「あの看護師の次に俺が上手いんだ」母の呼吸器着ける父の手
33
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美津村
オートバイに出勤する道目の丸き乙女に朝々出会ひ会釈す
7
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秋日好
白薔薇に幾重も巻きつく昼顔に女の執念覗く気もする
21
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へし切
鳴く声の雲路にむせぶ時鳥はれぬ思ひのむら雨の空
27
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夢士
日傘差しナガラスマホの孫に沿い戸惑い顔の夏休みの婆
19
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松本直哉
あす死なばわが晩年となる今日を白き穂に出づ山牛蒡の花
9
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南美帆
元カノの買ったであろうスライサー素知らぬふりで毎晩使う
10
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千映
友の肩外国人の乳房乗る祇園祭の山鉾見物
11
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人三昧
我が門の 郵便受けより 母の名を 消すは悲しき 長男の性
20
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松本直哉
物憂げに日焼け止め塗るをみなごの髪なびかせて浜の潮風
9
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へし切
我がためは摘むかひもなし忘れ草こころに枯れぬ妹が面影
26
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みやこうまし
この髪をいつまで梳いてやれるのか 妻の余命を思い戸惑う
20
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葱りんと
思春期だ「わかってるって」とうるさげに会話切られる わかってないだろ
10
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只野ハル
ショートから戻り自分の椅子に座りああ帰って来たと父が言う
20
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人三昧
小さくも 母子二代の 接待所 歩き遍路の 笑顔まぶしく
5
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光源氏
いとほしき君がささやき思ふれば尽きることなき愛の満ち潮
11
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