詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
夜は人朝は鴉が騒めいて歓楽街のホテルで寝不足
5
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へし切
勇みいでこの矢当れと射掛ければ扇の的は波間を舞へり
19
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恣翁
青黒く 庭のヤツデを染め上ぐる 鳴神月の雨の色かな
23
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横井 信
潮が引き干潟広がる河口から微かに香る 夏 海の風
19
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滝川昌之
雨呼べば阿夫利神社の参道の独楽を数えて雲登りくる
24
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秋日好
真白なるオランダカイウ海兎あなたの愛はまじりけがない
19
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KEN
谷深き飯豐の澤の岩魚らは白瀬に跳ね飛び歸る君待つ
13
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詠み人知らず
くたびれた人々の群 呑み込んで 何処へ連れ去る 鋼鉄の蛇よ
6
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詠み人知らず
駆け込みの乗車はいかんとプロは言う そんなの平気と 素人挟まる
3
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秋日好
潮の香に菊香勝れば帰り来よゴッドスピード船影揺らし
15
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つちだゆういち
無様なり耳を塞ぐも追う声が死んでも無様生きても無様
12
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詠み人知らず
病には非ずと思ふも寝込みなば月の障りぞ憂欝なりける
12
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詠み人知らず
ウェア逝くふとん逝くとも大丈夫 化学反応おこせば生きる
6
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詠み人知らず
梅雨晴れ間 漫ろ歩けば さ緑に眩しう映ゆる きみが笑みかな
15
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千映
こんな世があってなるかともがいても「可哀想に」の言葉しか出ず
17
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横井 信
穏やかな朝のホームで目を瞑り確かめている日差しの強さ
14
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詠み人知らず
我が唄を厭はしげに聴く我が犬の耳のふるへの愛らしきこと
14
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KEN
心涸き想ひさ乱れ七変化うるふ瞼も五月雨の色
10
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秋日好
「あっちいけ、おまえがいると焦るから」最寄りバス停出待ちをしても
20
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横井 信
アオサギの空を眺めて立つ姿和やかな時確かめている
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