三沢左右のお気に入りの歌一覧
まるたまる
足音をたてて急いで秋がいく置いてけぼりの爪先冷える
19
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浅草大将
見つむれば川の流れにそこはかとなく沈みゆくわが思ひ哉
9
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白亜
結んでひらいて、しつぼう きぼう 黄昏のシャワーあびたら帰ろう
7
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白亜
詠みましょう、きのう消えた雲のつづきを もういちど会えた朝焼けのなか
5
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詠み人知らず
唐揚げをカラカラ揚げる音さえも君待つハミングのような時間
2
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氷魚
膨らんだ疑惑を潰す痛みなど感じていないふりにも馴れた
9
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白亜
カタ、コトと揺られる粒のひとつとして しばしさまよう永遠の園
8
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白亜
ついたり消えたりするのでしょう。さよなら希望 また明日ね。
6
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ほたる
湯むきしたトマトの肌のなめらかと満ちるジュースをスープに溶かす
8
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光源氏
心のみ手向けど秋の風は吹き涙の玉の落つる夕影
11
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ケンイチ
夕霞む国境駅を走り出すメールの距離は変わらぬけれど
9
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たんぽぽすずめ。
七色の恋した秋を白濁に乱して回る風車かな
11
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山桃
とどまれぬものとしおもへ秋の実に逆しまに吹く風の道しるべ
11
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篠原七
僕の愛してるものまで愛してよ鏡のなかに入れといたから
5
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光源氏
あはれとも憂しとも思せ川下り二度と逢へまじ水の都で
8
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たんぽぽすずめ。
嵐去りバカリ開いて赤き実を零す柘榴やマリアの如く
9
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ケンイチ
窓際に並べし麦酒瓶に透くまろきひかりに街路は遥けし
14
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聴雨
白秋のひかりのめぐる花々に結ぶゆふべの露のひとこと
10
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たんぽぽすずめ。
読めずして一ページ目に挟んでた栞に満る子の生まれた日
16
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たんぽぽすずめ。
手に乗せた栞から子の産声を聞かむ「理由」の一ページ目や
9
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