時計台のお気に入りの歌一覧
茂作
あと幾度見られるものか知らねばや しばしな消えそ山茶花の雪
13
もっと見る
KEN
踊子草 風音聞き分け 舞ふ支度 老いゆく人の 小庭の畑
7
もっと見る
滝川昌之
鍵山に次を残した銀メダル若き伸びしろ清し銀盤
11
もっと見る
ななかまど
寒たえる心とからだ潮風にさらして春のきざし探らん
10
もっと見る
へし切
来し方の 我が家にステレオ忘られぬ 胸を躍らせ聞きし「合唱」
12
もっと見る
飛和
クリスマスケーキが帰って来たような一面の白に苺を足したい
6
もっと見る
夏深
店先のコカ・コーラの自販機は雪景色にはやけに可愛い
6
もっと見る
茂作
朝未だきシャベルの音に起こされて みんな集まる路の雪掻き
14
もっと見る
滝川昌之
ワイパーを両手のごとく降参と挙げた車に猛き雪雲
14
もっと見る
ななかまど
人あまた笑む季節かな菜の花の黄の帆布揚げ船出する春
8
もっと見る
へし切
雪を割り けなげに芽を出す福寿草 花に肖る仕合せひとつ
10
もっと見る
茂作
梅咲きてなお降る雪の冷たくて 春の匂ひを閉ぢる硝子戸
12
もっと見る
KEN
夜をこめて 降れど降れども 露と落つ 心ばかりが 衣更着の雪
8
もっと見る
滝川昌之
初午の幟も立たぬ稲荷様 甘さ半分 自粛のお揚げ
13
もっと見る
ななかまど
色のない大地に灯る黄のしずく花と知りせば夢さわぐ春
14
もっと見る
へし切
災害に何を守ると言うのかと 荒れ地に聳ゆ 巨壁に思ふ
8
もっと見る
灰色猫
月からの来訪者という人がこれはかぐやの涙だと泣く
9
もっと見る
茂作
溶け出した春の光に包まれて 梅の梢に淡き紅色
15
もっと見る
滝川昌之
触れ合えぬまま別れゆく高三生 修学旅行も中止の世代
10
もっと見る
ななかまど
濃紺に圧倒されし玄関に退職告げる背広おもたし
8
もっと見る
[1]
<<
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
>>
[45]