遠井 海のお気に入りの歌一覧
まがね
いつもより2時間早く起きた朝町並みはまだオレンジのまま
11
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恣翁
横柄なくせに わづかな風にさへ 震へ慄く君のプライド
64
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南 瑠夏
夏蝶の屍の傍にはべりおる児の眼にうつる曇りなき青
2
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由良
七夕の逢瀬をうらやむ吾が心いまだ届かぬ君を想えば
3
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詠み人知らず
安眠を 妨害したる 鼻声は小憎らしくて 愛しき次女よ
2
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シン
話すことなんてないのに長電話 目を閉じたまま無言を聞いてる
5
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詠み人知らず
前を行く学生服の背にそっとつぶやく急げ夏は短い
5
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falcon
遅れ咲く庭のもじずりひとの世のねぢれも好しといふがごとくに
19
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もなca
隣家まで張り出す枝は落とされて あまたの青い実をつけたまま
26
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紫草
一匹の蟻が畳辺ゆくときの右往左往とわが人生と
25
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芳立
ベランダにみのるトマトが去年より赤いひとりの七月六日
16
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紹益
もう二度と 出してはならぬ 戦没者 平和の塔に 誓い新たに
23
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おおしまゆきこ
星のぞむ軒端に揺れるなよ竹に人の望みはたわわに実る
3
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詠み人知らず
笹に吊る願いはやがて狡くなる随分大人になっちまったな
3
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恵
離れずについてくるから下駄の音が心地よすぎて七夕祭り
26
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紹益
梅雨空に 空しくひびく 遊説の 空疎な言葉 聞く人もなし
15
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きびなご
頬擦りを されて半泣き 孫を見て 可愛さあまり また頬擦りす
13
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日向猫
父の癖 受け継ぎしこと ふと気づく こんなところに生きていたのね
26
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あき
ソヤネ、とか、アラヘン、とかに囲まれて五十鈴の宮の列に加わる
21
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千草
恋に泣く友の涙の一滴が深淵に棲む我には眩し
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