灰色猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
うつむいて歩く女の足元の潰れた果実のごとき感情
11
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詠み人知らず
体力も気力も薄い学生が 列に割り込む 許容の範囲
15
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詠み人知らず
果たされぬ約束を待つ逃亡は響いただけの声を残して
8
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詠み人知らず
呼ぶ声は読まずに食われた文に似て涙の谷間響いて消える
7
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千映
山道の車の前に雉一羽スピード弱め道渡るを見る
14
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千映
雪深い寺の庭では懐かしい縄が活躍木々に優しく
10
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詠み人知らず
天秤に 乗せてはかりし 悲しみを見比べている 口をつぐんで
8
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千映
紅葉のおわりし山がどことなく薄紫に霞んで見えた
10
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矢車菊
この距離を大切にしていたいから僕らはずっとともだちでいる
19
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都忘れ
満月か 見つめていると 雲かくす幾人に見られ 恥ずかしきかな
6
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きりあ
冬が来たこの地のことを語るには無口な他人と酒酌み交わす
9
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もぢずり
一滴の夢見の幸よ吾と子等みな集ひ居て笑ひて話す
2
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もぢずり
悲しみをひしと抱いてあやしてる潰されそうなそんな日もある
24
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西村 由佳里
少しだけここで見させて学校の隅に敷かれた銀杏の絨毯
8
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ミミンガ
二十年 一緒に暮らす 老猫の おぼつかぬ足 祈り見守る
17
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ミミンガ
長年の 友あることに 感謝して 一人飲む酒 寂しからずや
15
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詠み人知らず
ロックグラス氷の解けた1センチ 何も言わずに出て行ったまま
3
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只野ハル
晩秋の時雨の中を濡れて行く日暮れの小径行く宛知らず
18
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キュン太郎
悪かった俺がほんとに悪かった一発ギャグで冬が始まる
7
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矢車菊
失ったものが本当は何なのかわからぬままに歩き続ける
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