詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
痛しとは感じぬやうに都合よく解釈しゆくめでたき頭脳
11
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び わ
堪(こらえ)えぬけ耳眼衰えそれでなお出来ることありよく考えて
6
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詠み人知らず
食べ終へて「お粗末さま」ゆ泥臭し なれど優しき「よろしおあがり」
10
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芳立
死にゆかむ世は知らねども父母のかならず待つと言ふをこそ聞け
8
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詠み人知らず
火垂るとは蛍に非ず 仄見ゆる飛行機の影 震へたりけり
10
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横井 信
雨が降る 地面が揺れる こんな日だ 痺れる足を抱えまどろむ
12
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石川順一
春雨が夜に本格的に降って来る雨のリズムは楽譜飛び出し
11
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敬之介
閑古鳥そば湯も薄い茹で窯の木蓋にとまりシンシンと鳴く
12
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敬之介
紡がれし吾も子孫も生ひ育つ年々歳々姿を變へて
6
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阿茅子
今、会いたい わたしをつよく抱きしめて。(電話やメールに温度は無いの)
7
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阿茅子
愛しても愛してもまだ溢れ出す林檎の果汁に似た恋心
12
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阿茅子
桜には聞く耳も無い 君は言う「まだ、もう少し、あともう少し」
6
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翠燕
一度きり 縁あらばこそ 巡り会ふ 一期一会の はかなきを知る
22
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つちだゆういち
弱いとはこれから強くなれること己を知るは強さの証
13
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ななかまど
光る野で春の中から朝桜妻はいけたり一輪挿しに
5
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滝川昌之
水彩でぼかして描く畦道に菜の花だけを油絵で置く
21
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千映
花冷えに母は補聴器ないと泣くデイのお風呂の棚に忘れる
7
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ことぶき
春嵐 身に刺すように着く知らせ 想い拭えぬ彼の結婚
10
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浅草大将
デモにゆく我を送りて門辺にぞ立てば妻はも身じろきもせず
4
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千映
「しばらくね」と咲いてくれそな大手毬木に謝りの二年は長い
8
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