Chicoのお気に入りの歌一覧
只野ハル
猛暑日は過ぎたけれども鉢植えのひとつが枯れたでも水をやる
4
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綾翔
死ぬならば勝手に死ねと言う人の足音響く雨の木曜
6
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おじい
尺取蟲の 首を振るは 哀しかり 遙かなるもの 天にまさぐり
10
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只野ハル
雲間から覗く青空濃くなって涼風の吹く朝の小径で
8
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恣翁
愛果てて萎るるまへに その色香 今し摘み採り 嘗め尽くさばや
14
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ななかまど
カロリーがあるを先刻承知して胃の腑にどんと送る秋の実
10
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浅草大将
あさもよし紀の故郷を見てよかし母の遠目よとを里こえて
11
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みをつくし
これはまた驚き入りぬ下宿先 宿帳隣は戰中の筆
28
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みをつくし
初任者に支給されにし鐵筆は今も机中に振り棄て難し
20
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みをつくし
何處となく教科科目の癖あるや 職員寫眞の我もその顏
25
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みをつくし
豬鍋に寒天椎茸凍み豆腐 栗「銀寄せ」に酒は「秋鹿」
21
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みをつくし
海遠く鰆の味噌漬け日々定番 今懷かしくも食べたくはなし
20
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横井 信
リモートのありふれてゆくかど部屋のいつもの窓に差し込むひかり
13
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横井 信
八月の夜の河原のせせらぎに暗く沈んだ夏の流星
15
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横井 信
それそれの街に降り積む月あかりそっと集めるささいな暮らし
13
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横井 信
ひさびさに袖を通したスーツから思い出してくいつものリズム
17
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谷村思亜
満々と 地球に横たう大海は 人の心が流した涙
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滝川昌之
誰の手に戻りたいのか秋風の浜に漂うビーチボールは
16
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滝川昌之
好かれたと踊っていたのは勘違い酢豚の皿に残るパプリカ
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艸介
ちからなく吹き飛んでゆくポリ袋 わが事の様で溜息を吐く
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