日向猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
骨上げをせんと戻りて炉の前に立てば熱気の頬打つかなし
4
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詠み人知らず
娘への メール打つのは 遅いけど 高速かっ飛び 馳せ参じます
3
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みなま
情けない夜はくるんと丸まって幼虫みたいに布団にもぐる
15
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詠み人知らず
チューリップ落花の前に立ち上がるその心意気見習わなくては
5
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大埜真巫子.
道端に 萼から落ちた花の眼は車を人を 凝視している
23
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みなま
うつむいて風の音聞く水仙にあなたの国の春を今朝知る
8
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もなca
ブラウスのリボンふわりと踊らせて風かけぬける春の十字路
26
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詠み人知らず
公然に曝した首の醜さを 意識できない無意識のひと
10
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みやこうまし
群れなして白い小花の雪柳 おいでおいでと仲間に誘う
12
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みやこうまし
春すぎて木々は新に緑増し 陽の輝けば緑陰も濃く
13
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片井俊二
詰襟の学年章を付け替えて春の陽射しに輝きしとき
5
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小林道憲
枝先に黄緑色の芽を吹きし葉よりも早き花の散りぎわ
16
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みやこうまし
世の中に同じ心の人もがな ネットの庵で共に歌詠む
20
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みなま
もう君はもたれてこないハンドルを切ったいつもの右折レーンで
15
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紫草
三体の白いマネキンならびいて腕なし髪なし魂のあり
18
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詠み人知らず
春夏冬 仕事を無くす友人は 公費の旅の作文を書く
10
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inosann
営業マン客と会社を取り持ちて支点のようにバランスをとる
23
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デラモルテ
清澄な十日餘りの月冴えて花冷えのする清明の夜
19
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詠み人知らず
旋律と和音と楽器を編む曲の 脚韻までは及ばぬチカラ
16
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もなca
あんなにも華やいだ日のあったこと忘れたように葉桜の道
19
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