灰色猫のお気に入りの歌一覧
千映
成人式裳裾に泥はね飛ばし吾に母の嘆きとため息あった
15
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洩矢転石
きみとキスした日にひいた風邪だからもう少しだけ長引けばいい
8
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真横
ぼうぼうと心を煮溶かす焔の手無慈悲に這って息も苦しや
6
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林林
作り方娘に教わる注連縄の藁にまみれて故郷匂う
18
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千映
角ハンガー冬の陽射しの変化する方向に移す主婦の知恵
10
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桐生賄
とりどりの 着物靡かせ 新成人 会場向かう 顔は晴れやか
10
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千映
幼き日父と稲荷の初詣茣蓙の上で売る伏見人形
11
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桐生賄
模試向かう息子へ「いってらっしゃい」を 送り迎えも残り少なく
11
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詠み人知らず
六面の窓に差し込む光あり ならばアクセル 踏み続けよう
15
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みやこうまし
継続は力ならんと心得て二十年過ぎぬ我が歌の道
20
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千映
母いない部屋の隅々入念に掃除する気にさせる陽射しよ
14
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佐藤水村
不思議よの春の七草挙ぐるのみ節さへあへば歌となるとは
5
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佐藤水村
歌は吾が拙き日々の節々をつなげ和らげ高めゆくかも
5
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佐藤水村
夕焼けの迫るみ空にひともとの木の影しかと高らかに映ゆ
5
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佐藤水村
何となく駅でホームの端に立つ昨日と違う朝が始まる
3
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たみお
また一つ 縁が切れたら 新しい 年の夜明けが 始まる予感
8
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秋日好
たまにあるラヂオが助けをくれること響いてくるのはホルスト火星
11
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たけくらべ
負け組にも負け組なりの意地がある外反母趾にハイヒール履く
10
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もり
どちらかといえばピンクと言う口のわたしはきみを欲しがっている
8
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秋日好
大切なひとが明朝起きて来るそれに疑念を持ったらアウトだ
7
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