灰色猫のお気に入りの歌一覧
夢士
ライオンのタテガミに見ゆ頭三つ雑踏のなか進む振り袖
18
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おちふう
「愛してる」以外の術で愛しあう僕等がそっと手を結ぶ夜
4
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へし切
初孫の長寿を願ふ祝い膳 歯固め もぐもぐ すくすく育て
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からしニコフ
あの人は歩数を決めて歩いてるじっと見ている路傍の鳩ら
8
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舶女チェルシー
太陽に華に光に青空に祝福される蝶 今、二十歳
6
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詠み人知らず
もう暮れる赤い校庭見下ろして 音楽室が 待ち合わせ場所
15
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千映
成人式何だか仮想行列とおぼしき青年増加の一途
14
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林林
おばあちゃん、茶箱に和服がいっぱいね。着てみてもいい?空に訊ねる
16
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本能寺
馬鹿騒ぎ それで日本を背負えるか 成人式の偽成人たち
15
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林林
編みかけで母遺しゆく籐篭を手に取ればそのぬくもり返る
19
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くらら
日が落ちて 車窓の向こうの 灯たち ひとつひとつに 人生在りて
6
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コーヤ
魅力的 少女の面影 思わせる ラナンキュラスの 蕾ほころぶ
14
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くらら
欠けてこそ 趣きありて 三日月の 完璧だけが 全てではなし
7
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コーヤ
赤々きラナンキュラスがみだれ咲く庭に漲る情熱眩し
11
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林林
成人式終わりて路上教習の車窓にファミレス入る友らが
11
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千映
アコーデオン奏でる傷痍軍人の物悲し音が耳に残りて
12
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桐生賄
方言に何だか元気が湧いてきて「んだんだ、いぎなり がんばっぺし!」と
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雛乃
「いつ雪が降るんだろう」と問う君に「もうすこしだよ」とまっしろな息
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葉多村集光
さびしげに日時を告げるカレンダーその数黒く休み終わりと
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詠み人知らず
目一杯たかい高いをしたときの 君の笑顔が 固定されてる
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