葉月きらら☆のお気に入りの歌一覧
恣翁
杉林の暗き木末に 山鳩は 穏やかに喉鳴らしたるかな
28
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小林道憲
わが街も一夜の雨に潤いて 木の間の蔭に時鳥の啼く
29
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小林道憲
青蛙跳ねて時折戸に入りぬ 日連ね雨の降りつづくころ
33
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水ノ衣
帰宅せし頃には眠る我が子には毎夜不憫で幾度か撫でし
21
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水ノ衣
風呂敷に執着せし妻様々の包み方知る数学である
18
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五穀米
黄緑の葉書を出すべきこの時に健やかな日々生業の日々
6
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あかる
たわむれに君の残した足跡を しばしとどめて夕凪の浜
14
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詠み人知らず
人よりも立葵の花おほく咲く村の旧道梅雨に入る頃
18
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ケンイチ
また雨が降れば事実は失はれ硝子の奥に僕は立ち去る
6
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すばる
うっすらと産毛の生えた梅の実にぎゅっと詰まった生きてく力
23
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すばる
冷え切った体をぐるり丸めたらアンモナイトの眠りに落ちる
32
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大埜真巫子.
誘われる 攫われるような あの渦を もう一度だけ かんじてみたい
20
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すばる
あの人の一番になる方法は本読んだって分かりはしない
7
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村上 喬
初夏の風に吹かれる向日葵を浮かべて海の碧深く
18
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葵の助
クレパスで塗ってしまえば春になるまだ文字のない一行目から
10
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遠井 海
持ち物を全部捨てたらホッとしたもうこれ以上無くさずにすむ
23
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詠伝
文字という快楽があり毒があり薬に出来るか自らに課す
18
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あまおう
ピアノ弾く ほそき背筋に 見とれたら グラスの氷 からんと拍手
36
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美津村
突き詰めてつきつめつきつめ突き詰めて結局好きと嫌いに分ける
9
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みなま
みごもりて月満ち予定の日となりぬきみの当直当番を責めず
9
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