ひげじぃのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
薄暗い五時に舞い来る朝刊が背筋を冷やし立冬を告ぐ
20
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恣翁
悲しびを帯びて陽の落ち 大地こそ 物思ひにし沈みたりけれ
15
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芳立
世の末に動き動かぬかげあらむ銀杏落ち葉はかさりと置けり
4
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ななかまど
どこまでも会津の冬は白と黒雪の温さよ斎藤清
11
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へし切
十一月の 今日は冬立つ日にならむ 朝に露おく庭の石蕗
21
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茂作
畑仕事カラス三つ四つ二つなど 鳴きて歸れる秋の夕暮れ
16
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詠み人知らず
背骨張る 祖母の姿勢は 美しく 耳の聞こえぬ 素振りも見せず
7
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滝川昌之
凪ぐ秋や 夏に生まれた海鳥はやがて凍てつく季節(とき)に気づけず
17
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ななかまど
降り積もる紅葉の重なりそのままに脚たおやかに猫は歩めり
12
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音弥
虚構でも他人事でもえらいことメントスコーラ並みのテンション
13
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へし切
空高く 山は紅葉に水鏡 錦に映ゆる冬近し頃
18
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きくゑ
陽の当たる樹々の面手にひの燃ゆる風の冷き秋が深まる
7
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滝川昌之
鋭角はホールケーキの中心に家族の数の幸突き合わす
16
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うすべに
しいの実をのせた手のひら差しだせば 食べる雌鹿の口のやさしさ
9
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草木藍
穏やかな秋の日差しにつるし柿固き実緩み光透けゆく
10
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横井 信
にぎやかな音のあふれる夕暮れの秋の田んぼに影はのびてく
8
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夕夏
たわむれるきもちうすれるあなたへのおもいとぎれるひびもなやまし
5
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茂作
世の中を厭ふ心のありければ 更にも長き秋の夜半かも
12
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さいおん
家人 饗楽来 束間尓 如何罪成 物加乎知
7
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ななかまど
色の神いろは楓にこれ程の赤を与えしことを諾う
11
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