へし切のお気に入りの歌一覧
笹舟
鮮やかな躑躅の花が地にひとつ 蜜吸う吾子の幻を見ゆ
8
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茂作
觀音の御堂に生える大銀杏 花を落として春は過ぎけり
13
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老恋
ひとり寝のまくら乱して夜泣蟲通りゃんせなんてわらべ歌を
2
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滝川昌之
「寝て過ごす」口を揃えて連休の予定答える新入社員
18
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継海
続柄に書かれた君の文字を読む頑な心ほぐれゆく午後
5
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こいしかる
汗を掻く麦茶を横目に舌先で融け合う氷軋んだカウチ
4
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横井 信
ひさびさの朝日に揺れるひなげしの花に雫のきらりと光る
12
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茂作
春の野のしろつめ草を集めては 戀あこがれる十四の乙女
13
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なりあきら
いつだって 恋に焦がれる この身にも 夏の夕べは あやしかりけり
3
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恵雪
久々に夢に出で来し母と乗る列車廃止のローカル線の
7
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三月
淡桃の 花もほころび 桜咲きその清き姿に 胸を打たれる
3
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うすべに
新緑にかえでの羽根の紅をさす 晴れ間の青につばめさえずる
9
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こいしかる
出したてのシャワーがひどく気持ちいい 夏がそこまで近づいている
6
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ななかまど
窓染める樹々の緑の濃くなりて八十八夜の別れ霜かな
14
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滝川昌之
初月給もらう次男が欲しいものないかと訊くが泣けて言えない
15
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艸介
散りてなほ三葉躑躅の薄紅は いまひとたびの花園となる
8
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灰色猫
君の夏が眩しいものであるように光の中で読む君の文
11
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笹舟
浮雲の跡を追うてか旅立ちぬ 綿毛見送る晴れは切なし
8
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横井 信
降り出した雨に打たれてヒメジョオンちょっとうつむき花が揺れてる
14
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秋日好
寂しいということだろう穀雨避け照らす夕陽も眩しいばかり
9
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