河のほとりのお気に入りの歌一覧
聴雨
一抹のかなしみ沈むわが心知るや知らずや花うつろへる
12
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聴雨
花のもと鳥の音聞きし春の果てしのぶ思ひもいづくにか消ゆ
10
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まるえふ
「ああ今朝も生きちょった」なんて言う祖母にただ苦笑いするしかなくて
13
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まるえふ
皆平気そんな世界に我一人平気でおれずただ歌を詠む
9
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詠み人知らず
また君が 膨らましてる シャボン玉 揺れてはじけて 消えてゆくのに
21
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詠み人知らず
憧れの 先生の机に 薔薇一輪 そっと飾った 乙女座のころ
15
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詠み人知らず
突然の 初夏の陽射しに 誘われて はにかむような 白き 二の腕
25
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詠み人知らず
汗ばんだ 目覚まし時計が 鳴る前に 隣で眠る 太陽を抱く
18
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詠み人知らず
ポタージュは かぼちゃが好きな 娘にも いつかガラスの 靴を履く日が
21
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風蘭
とんがった言葉のそばに生えてくる雨後の筍みたいな本音
27
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風蘭
「もうこれはしたくないこと」捨てるだけずいぶんそれでこざっぱりした
9
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風蘭
ネモフィラの笑う絨毯そよぐ風我の心も染まる水色
15
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風蘭
かけがえのなきものの灯が消えてなお面影を追う彼の日だまり
19
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風蘭
朝つゆとともに消えたい日もあるが夕餉のお茶で生きかえる夜
16
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風蘭
沈黙を聞いているただ聞いている白い吐息のとなりに座り
27
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falcon
春雨に柳の煙るふるさとは萌えて木の芽の春となりにき
19
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falcon
泥くはへつばめ飛び交ふ山の田に夫婦いたはり早苗植へおり
12
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falcon
錆びついた扉は閉じてひと気なく春風にただ花の散りかふ
16
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falcon
佇みて仰ぐ比叡に春の風花となりゆく峰の白雲
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falcon
とふひともたへて花散るやま桜あはれは残せ風つよき世に
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