まるたまるのお気に入りの歌一覧
芳立
あらざりし梅雨の日照りに街灼けて準備不足の脚の恥ぢらひ
13
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山田杜魚
ベランダに天使降り立ち祝福の白百合と妊娠検査薬差し出す
3
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まるえふ
黒と白ちっちゃい兵士が百と百自己の矛盾と戦争ごっこ
2
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三沢左右
望月の隠りし夜にうち響く波を寄すがに袖をぞ濡らす
15
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芳立
日ざかりに風が吹くなりひとつだにうなりをあげもせぬ室外機
8
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山田杜魚
波音は空耳ならむ我が部屋のベランダからは海は望めず
8
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島祝
思ひかねわかのうらにも立つ波のよすかに袖も濡らしつるかな
22
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ケンイチ
ヴァイキングどもに交じりて荒波を渡るが如く機は揺れて航く
5
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浅草大将
かなしみの跡をたどれば徒らに世にふる文は見るも辛けれ
13
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聴雨
闇の世を花道に変えた一枚の内定通知はモノクロでした
16
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falcon
君が手の水無月うれしいくとせの思ひ尽きせぬならひなれども
4
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ケンイチ
雨脚はやや強まりて先ほどのエスプレッソが僅かに香る
14
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沙羅
たどりつく眠りのふちにあり続く花の名前を思い出している
13
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狭霧
竹群は小笹に銀の露おびて雨間のあした輝き渡る
12
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ケンイチ
愛しみの風を求めて訪ひ往くは天地割れそむ最果ての島
15
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聴雨
君が目に映りて歌となる風はわがまなうらの景色とならむ
18
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螢子
夜に開き朝に萎める白き合歡一夜の戀を誰に重ぬる
23
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falcon
花落ちてひかる玉水にはたづみおもはぬ裾に色そむるらん
14
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芳立
君の佳きところばかりを数へをるゆゑをみづからなどて問ふらむ
7
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笑能子
彼の愚人口喧嘩をこそ尊びて真理の行方をつゆとも知らず
2
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