時計台のお気に入りの歌一覧
ななかまど
西空の色濃く染めし夕焼けの遠き思い出クレパスの朱
10
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へし切
爺ちゃんと 孫に呼ばるる嬉しさよ 顔もほころぶ春近しころ
8
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茂作
一寸だけ交はした會話を繰り返し 思ひ浮かべる歸りの電車
11
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滝川昌之
陽射しより影が優しくなる午後は大地が安堵している春を
14
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ななかまど
刻々と変わる論理のプーチンに見えるものあり見えぬものあり
7
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へし切
恋妻に 何が因果か先立たれ 惚れた弱みか寡暮らして
8
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茂作
庭の隅妻の見つけた蕗の薹 柔き黄緑摘むを迷へり
13
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KEN
一夜に 思ひ込めなむ 篠に降り 朝は消ぬる 如月の雪
9
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滝川昌之
入り口に 旗と造花の 花桃と 「久月」 駐車場に 春泥
12
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ななかまど
冬型の気圧配置の遠のけばコロナ厳冬閉じ込めよ春
10
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ながさき
ウクライナ 無実の人を 殺傷し 何が楽しい プーチンとやら
10
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KEN
淡雪に 淡く思ひぬ 淺春の 淺くて遠き 淡き思ひを
9
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茂作
うらうらと春の光に照らされて 色を擴げる蘿蔔の緑
15
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滝川昌之
伸びた日に緩むがごとく高鳴かず新芽いかがと枝擦る鳥
11
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ななかまど
珈琲の香りを揺らす雪解かぜ今年の雪をせつせつと友
10
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へし切
春を待つ独り暮らしを 侘びつれば 其よとも夢の君ぞこたふる
12
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茂作
新聞の切り拔き跡の向かふには 知らない妻の祕密の世界
13
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滝川昌之
二度三度 寝起きの悪い 田を起こす まるで母親 みたいな農夫
13
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ななかまど
朝の寒ほぐしつつゆく老身の細きししむら照らす春光
9
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へし切
瀬を速み 木を裂き岩を穿ちつつ 雪解の水は大河に流る
6
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