詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
神戸行き切符を失くしもう兄に会えないかもとうろたえる父
17
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へし切
たんぽぽの綿毛ふわふわ風に乗り戯れあそぶ夏色の空
26
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君丸
水面ただ たぷたぷたぷと波ゆれて 風が飛んだか なみだ落ちたか
7
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コタロー
地を歩く働き蟻の行列は一絲亂れず休むことなし
4
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和竹
傷つける娘の腕の白きこと眼よりも赤く泣くに見えるも
6
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君丸
山裾の新芽の緑 さら眩し きつと食えると 我ほくそ笑む
7
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Chico
みどりの日 我が草稿に萠えいずる 「 多葉機ふたば 」 水もやらねば
29
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詠み人知らず
聖書にはまず隣人をと書いてあるしかし最初に自分を愛せ
11
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詠み人知らず
就いている天職でもない仕事でも邁進すれば良き天職に
11
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詠み人知らず
好奇心 抑えきれずに月のすみ 指でちょこんと突きける子猿
16
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inosann
妻と見る残雪まといし富士山を沼津へ向かう汽車の車窓に
23
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リクシアナ
水まろみ翠深むる空知川櫂繰る人の白き夏の背
26
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まあさ
雑草と 呼ばれる草々 背伸びして ベランダくすぐり くすくす笑う
24
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万陽
母の日に一番うれしいプレゼント少食の吾子「おかわり」の声
21
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滝川昌之
野イチゴを探し歩けば先導のテントウムシがはりきって飛ぶ
28
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夢士
宵を待ち開く花弁や愛くるし一夜の花と知りて愛しむ
22
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灰色猫
アフリカで一分間に数人の子供が餓死すメロンパン食む
20
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へし切
忘らるることの難きに忘れ草 植ゑなばをしへよ忘るることを
33
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び わ
目が潤み「私一人で切れないの」亡母(はは)おもいつつ爪の介護す
33
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inosann
かくれんぼしてんじゃないわよとどやされる妻を見失うスーパーのなか
28
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