詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
山はみな秋にはあへず色かはる柞につづくはじのもみぢ葉
22
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石川順一
砂山は徐々に壊され閉山す鉄棒の前に大地に戻る
16
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灰色猫
夏の日の焼けたレールを歩みゆく向かい風切る少年の旅
29
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夢士
旅立ちのゆくさき照らす路灯り長月の夜や上弦の月
20
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葱りんと
秋晴れだ窓掃除でもしないとな思っただけで茶を飲み動かず
16
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コタロー
どんぐりが樹々の眞下に落ちてゐるゲームをやらず拾つておくれ
8
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コタロー
一面のコスモス畑が風に搖れスケッチブックはピンク一色
10
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横井 信
夕暮れの風にススキは空を掃き僕へ届けるせせらぎの音
15
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へし切
貴船菊 花のなごりのかたみとて 秋をみつめた瞳をのこして
22
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まぽりん
千年経ていま雅びかによみがへる源氏の絵巻あはれなりけり
28
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つちだゆういち
愛するは素晴らしきことそれなのに恋の数だけ涙を見たり
12
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幸子
新聞と画集を行きつ戻りつし世界をこの手に握る土曜日
20
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夢士
夢に在り共に徹夜の除夜の鐘逝く君偲ぶ十六夜の月
15
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へし切
秋暮れてうらさびしきは独り寝のわび住む宿の葛の裏風
26
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リクシアナ
樹皮冴える白樺木立葉も落ちて雨を数える晩秋の候
26
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只野ハル
バッハ聞く陽だまりの部屋スプーンで一口ずつのお昼を母に
16
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千野鶴子
日だまりを懐中に抱く心地かな君からの文読み返す夜
8
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千野鶴子
手折らずに名を覚えおけ野辺の花如何にその色美しくとも
11
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滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
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詠み人知らず
障子窓爪弾く三味の音江戸の粋神田育ちのあの町火消し
16
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