灰色猫のお気に入りの歌一覧
葱りんと
コソコソと息子が買いしチョコレート 製菓用なり 14日に向け
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たけくらべ
一時に花咲き乱る権現堂堤に春も人も来るらむ
16
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桐生賄
娘と二人 お揃のスマホ 三年目 「ぶっちゃげるまで 使うっちゃぁね」
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松本直哉
酢味噌もて和ふれば春の香の立ちぬぬめりをおびてあをきわけぎを
4
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桐生賄
消しゴムと 三角定規 買い揃え あと三日だな ちょっとハラハラ
11
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夢士
檜原の宿に一泊春の宵蕗の薹摘み一献交わす
19
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桐生賄
真っ暗な 君の部屋見て 呟くよ 心の中で おやすみなさいと
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けら
北に向け爪たてている木蓮も 白く綻ぶ月の雫よ
10
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けら
三日月に募る想いをぶら下げて 零れるまでに傾けておく
11
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桐生賄
春先の 風物詩だね ツクシ君 ぐんぐん伸びて 大きくなあれ
11
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野々花
ゆっくりと流れる風が消してゆく優しい言葉に傷付いた日々
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けら
雨待ちの朧月夜にほろほろと 誰ぞ慕いて鳴くは山鳥
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紗紋
うた詠ふ八千代に渡れこの想ひ弥生の風にいのり託して
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詠み人知らず
目覚めから寒気を背負い眠るまで 友になりえぬ 震えと歩む
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コーヤ
虫たちは春めく野辺をぞろぞろと微笑む花にキスして回る
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コーヤ
まいた夢弥生の春で花開くかな積んだ努力の咲くを信じて
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美津村
目の前にドンと広辞苑を贈りやる少年よ言葉豊かに育て
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美津村
正しい言葉を丁寧に使う人となれ心を込めて広辞苑を贈る
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野々花
唇を離れた歌が眠るのは出来れば優しい胸の中がいい
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リクシアナ
宵の雨センサーライト点灯し竦む猫の子小脇に抱え
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