灰色猫のお気に入りの歌一覧
ちひろ大根
薄壁の向こうで老婆が咳をする 良かった今日も生きているのか
7
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ちひろ大根
空っぽなあなたの心 僕のこのとりとめのない声で埋めよう
3
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ちひろ大根
おもむろに空にかざした薬指 一昨日よりもやけに輝く
4
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詠み人知らず
春の雨 上がりし道に濃い霧と 月無き空に光る星々
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真横
壁を行く蜘蛛をそろりと捕まえてもう春だねとお外へ逃がす
6
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只野ハル
定形の調べの良さに乗せられぬ思いそのままフラットに詠む
19
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桐生賄
星形で ロマンティックな カンパニュラ「感謝」を込めて 君に送るよ
14
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夏恋
いずこから迷い込んだか紋白蝶深夜の車両にひらひらひらら
18
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只野ハル
酔歌なら我も詠むなりスマホにはモバイルスイカ残高のあり
9
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夢月
焦がれ待つ恋に艶めき抱かれしを萎れても花散るまで咲きたし
17
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夢士
カタカナで書けば三文字「スイカ」なり「美味しかった」と返事適当
15
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千映
好きという言の葉引き出し満杯で入りきれない好き空き箱に
12
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朧月
紅と白えんどうの花揺るる午後過ぎてゆく風優しくかわる
12
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夢月
萎れても女の花と咲きたしと捨てれぬ想いに時ぞ過ぎゆく
10
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からしニコフ
退職を拍手で送る気味悪さ心の内の安堵を知ってる
11
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詠み人知らず
焼野にて野良が戯る雨乞いと 騙す猪、鍋にして待つ
5
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詠み人知らず
先人は住めば都というけれど 古里の川に 優るものなし
25
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akari
パソコンが傍若無人に立ち上がり二人の間にどれだけの人
3
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本能寺
きみ想うこころも遠くなりにけり おぼろに霞む月の満ち欠け
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暗黒ティラノ
薄闇に溶ける螺旋の摩天楼 二十一時の東京は霧
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