紫苑のお気に入りの歌一覧
車男
二合炊き五万円なる炊飯器の広告メールに老い母想う
14
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詠み人知らず
細長い公園みたい高架下 日除け雨避け 犬が人引く
16
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芳立
たたずまふ君が瞳も満てる田のこがねの海の波はよせつつ
10
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夢士
通勤時上着持ちをり秋彼岸朝な夕なの風に合わせむ
17
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みやこうまし
黄昏て人の通わぬ御所の道 虫の鳴く音の秘そかに渡る
24
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へし切
月清か梢をわたる風常と変わらぬ秋をなぜに哀しむ
29
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紹益
稲刈りを 終えたばかりの 棚田にて 何を啄む 老いた白鷺
27
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恣翁
卒塔婆の乱れ立ちたる塚囲み 鬼ども踏みつ 深き叢
21
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浅草大将
広げたる翼に雨のふらいんぐすこっつまんはなほ鉄路ゆく
11
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恣翁
藁燻す白き煙の稲田這ひ 霧かと紛ふ 山里の暮れ
23
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只野ハル
それでも朝日を読み民主に入れタイガースを応援してみたり
4
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只野ハル
ゴーグルの中のバーチャルアイドルが自分の部屋の隣に座る
7
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cherry
虫の音と吾子のおしゃべり背負いながら秋風の中自転車走る
14
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霧絵エレイソン
忘れたいことがあるとき歌を詠むそのための名だ キリエ・エレイソン
7
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秋日好
蝶ネクタイ、ウェストコートにドレスシャツ名士集まる舞踏会来る
7
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葉月きらら☆
四十にもならぬ身体を五十肩診断されて塗ったペディキュア
25
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みなま
泣いてても力任せに叩いても言い訳しなくて済む此処が好き
14
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車男
ささやかな小遣い稼ぎの術を得て必要なもの買えるこのごろ
10
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松本直哉
いんげんのすぢとるやうにひとつひとつボタンをはづす添ひ臥しのよる
6
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松本直哉
米を研ぎ庖丁をとぎとぎれなくくりやしごとをくりかへす日々
6
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