桜田 武のお気に入りの歌一覧
ななかまど
ティシャツに顎ひげ似合う大統領朝晩見れば親しみのわく
8
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滝川昌之
乗車率五割程度の通勤の車両で暦の飛び石渡る
11
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滝川昌之
プロポーズするはずだった知床の海凪げば咲くハマナス悲し
12
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灰色猫
永遠と信じるものにまた今日も傷つきながら歯を食いしばれ
8
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灰色猫
月面を歩いていたい夜だから裸足で土を感じていたい
12
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灰色猫
肉親の仇を討たむと誓ふともそれすら咎と神はいづこに
9
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横井 信
ゆるやかな午後の陽射しに揺れながらはらりと落ちる初夏のゆずり葉
13
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時計台
花散りて心かなしも八重咲きの乙女椿にふと魅入りをり
9
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ななかまど
妻と喰う苺くち中いっぱいに酸味甘味が上手く爆ぜおり
9
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滝川昌之
藤の花 棚に群れずに枝垂れれば零れる滝の飛沫のごとく
11
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ながさき
何という 極悪非道 ヒトラーの 過去の歴史を 繰り返すとは
9
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茂作
あかあかと春の夕暮れ若菜摘み 終へて連れ添ふ媼のカート
11
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ながさき
「嘘を云ふ」 そのこと自體 戰略と 平氣で語る ロシア恐ろし
10
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時計台
よみがへる神経組織の如くにや メタセコイアに早緑萠え出づ
8
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時計台
散歩する我の肩にもひとひらの名残りの桜また逢ひ見むと
11
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へし切
春の野に 蝶は自由に空を舞ふ 人は境をつくり争ふ
14
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へし切
アスファルト舗装の隅の すみれ草 けなげに咲きぬ 小さき命
12
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ななかまど
無惨にも破壊されたる街並みを見つめる人の背が包み泣く
14
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ななかまど
日に焼けし畳しだいに擦り切れぬ震災を知る証人なれど
8
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滝川昌之
チューリップ覗いてみれば戯れの丸花蜂がパウダーまみれ
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