風蘭のお気に入りの歌一覧
いちにのパッパ
旨いねを言う相手なく駅弁の牛すきの肉ゆっくりと噛む
6
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夏恋
イチイチナナその一年後生まれた君君がいるからわたしは生きる
8
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夏恋
わたくしを傷つけぬよう絆切る君は優しい男だったね
2
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夏恋
わたくしは電話越しにももう二度と生涯君と逢えぬと悟る
3
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夏恋
機嫌よく近づくくせにバリア張る気まぐれな君猫だったのね
9
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夏恋
いつまでも冷たく燃えろ青蛍逝きてのち君のびやかに舞え
4
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夏恋
逝く夏に無残に焦げる赤蛍くすぶりながら舞姫が逝く
23
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夏恋
ブラバンは勝っているのに試合負け両チームに蝉時雨降る
6
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緋色
ゆっくりと息の根止めるように置く受話器と同じぬるさの嗚咽
11
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只野ハル
滑り落ち流れに乗りて巡りつつ素麺みたくプールに浮かぶ
3
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詠み人知らず
肩をぽん!お茶にしようと誘われて 小振りな驚きつくって見せる
8
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詠み人知らず
恋しさが募ってしまう夕間暮れ君に優しくしたいだけだよ
5
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只野ハル
脚痛め正座のできぬ坊さんのお経聞きつつ脚崩しおり
3
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カラタチ
疲れた日湯船に涙と溜息が溶けて肌から憂鬱になる
2
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カラタチ
膝に乗る猫がどうだと言いたげに僕を見てくる 代わってくれよ
2
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詠み人知らず
くれなゐの波をくくりてゆく路はあまりて遠きかなしびの道
18
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只野ハル
スーパーに涼を求めて逃げ込めど財布の紐は緩めないのだ
3
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芳立
銀杏樹は朽ちたふるとも千五百秋燃ゆる謡ひぞ風に消えざる
8
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浅草大将
我が流す涙の数をきくなればおのが身の上の露をかぞへよ
15
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芳立
春むすめ寄りつ返りつツンデレのツンの長けき折ぞ苦しき
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