遠井 海のお気に入りの歌一覧
夏緒
むらさきの花がほころび音の出ぬピアノしずかに運ばれてゆく
12
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帆糸子
「一応」と咲く花はなく「とりあえず」昇る朝日もないのだよ わたし
7
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南 瑠夏
梅を干す匂いに今年も誘われて亡き祖母思う抜けるような空
4
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恣翁
へとへとになるまで 己を苛めつる爽快感は 脱皮に似たり
21
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ヨシヱ マチコ
半休じゃディズニーランドも行けぬので近所のイオンでスタバに入る
2
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みやこうまし
青春の心は常に起爆剤老えど消すまい煩悩の火を
14
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じゃこ
手に人と書いて飲んでも落ち着かず金と書いたらにやけて飲めん
4
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じゃこ
どうしても股間ばかりが目についてウルトラマンを直視できない
9
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ビビ
酔ひつぶれ身を預けてる若者の性善説がいと羨まし
5
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葵の助
ほんとうは怖いだけなのあの人を観賞用と割り切ったのも
3
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文麿
青色のシートで覆ふあばら家は昨夜の豪雨いかが凌がむ
5
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もぢずり
ここまでとページの角を少し折る闇に静かにおやすみと言ふ
5
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卯月
梅の実が落ちても誰も見もしまい熟れて潰れて朽ちてゆく夢
9
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田中悟
それとなく君の世界のはしっこに僕はこっそり位置しているし
5
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おおしまゆきこ
降りしきる篠に突かれる覚悟決め玄関先で傘を構える
9
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葵の助
実感がない二日目の横顔に心で「彼氏」とつぶやいてみる
3
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詠み人知らず
愛犬の 骨を埋めてた 庭の隅 いつか迎えに 行くまで「まて」だぞ
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フジシロ
夜半酒を求めた閉店際の店あるじひとこと溺れんなよ、と
4
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詠み人知らず
意思がありそれが正義のためならば白菜キャベツ大根おろし
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樹屋あか音
偶々に出会いし人と肩並べデート「気分」くらいがいいの
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