吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
とはと
ふらふらと揺れる灯りは仮名文字の落ちに伴う破顔の主
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滝川昌之
掃除婦が心を許す社員にはきっとすべての人徳がある
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ながさき
居待月 午後の十時に 屋根の上 ただ茫然と ただ立ち尽くす
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コタロー
雨上がり池の岸邊を百疋の蛙ぴよんぴよん水に逃げ込む
9
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コタロー
休日の昔ながらのこの町は庭先掃ゐて朝が始まる
16
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コタロー
雀二羽チュンチュン鳴ゐて電線を寄り添ひながら二羽で飛び立つ
7
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藍涼
樣々に 色づく季節に 水くくる 我が心もまた とどまることなく
7
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片井俊二
涼しげな風が通りを抜けながら朝顔ゆらし始まる九月
9
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片井俊二
一匹のツクツクボウシの鳴き声で動き始める秋の歯車
12
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片井俊二
開け放つ窓辺に風がいない朝秋を迎えに行ったのかしら
11
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片井俊二
夜空から銀杏並木へ密やかにひと葉ひと葉を訪れる秋
7
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片井俊二
あの夏が描いていった針のない腕の時計が薄れゆく秋
5
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サヤ
何もかも投げ出してしまいたい夜は地球以外の惑星で寝る
12
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サヤ
微笑みを交わしながらも目の奥を探りあってる策士と策士
10
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とはと
端布に通す針とり伸ばし止め問うた貴方の親身かけ替え
6
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葱りんと
この子だよ みてみてみてと 抱っこして 猫も可愛い 君も可愛い
10
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葱りんと
黒い毛と ビー玉のような 青い目で にゃあとも鳴かず 子供の玩具
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葱りんと
「俺が飼う」連れてった子は物置で 3日は飼ったよ 偉かった、ヨシ!
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葱りんと
吐く息は まだ白くない 寒い朝 玄関いいよと 告げて出社す
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烏賊雨前線
移らはで燃ゆる思ひもつゆしらずおよすぐ君にわれはなくなり
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