コタローのお気に入りの歌一覧
夢士
亡き母の手箱に在りし葉書見ゆ戦地の叔父の別れの言葉
18
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夢士
もみじの手夕餉のあとの米研きの師走の水に紅葉の吾の手
13
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夢士
冬枯れの野に咲き残る秋の花もうよかろうと雨の降り頻く
17
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恣翁
四つ割りの白菜 冬の陽に晒し 母は節季を迎へたりけり
16
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恣翁
満天の星 降るごとく 木枯らしに吹き消さるがに 瞬きたりけり
15
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横井 信
さみしさに冬の野原を駆け抜けて草の香りはほのかに届く
11
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横井 信
木々眠る遠くの山で人知れず生まれた雲は空へと昇る
11
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横井 信
温かな言葉を詰めて持ち歩く陽射しの中で抱えるカバン
9
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横井 信
思い切り大地を蹴った足裏で今の自分のリズムを刻む
15
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横井 信
降る霜は朝陽を浴びて踊り出し寝ぼけた僕の夢を連れ去る
14
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可不可
新しい鞄ひとつで自分まで昨日と違ふ一歩ふみ出す
6
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可不可
石つぶて罅も入りさうな程 ガラスみたいな冬の青空
6
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千映
病葉を茶摘みの如く摘み取って新年迎えるツツジ笑顔に
11
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千映
純喫茶庭の片隅看板を上げりゃ純の文字だけ笑う
9
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千映
切なくて甘酸っぱくて初恋はオレンジ色で満たされている
9
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千映
ストーブの上の焼き芋固くなるリース作りの夢中の果てに
9
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千映
芝桜様 御退院おめでとう御座います無理なさらずに投稿を
14
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KEN
冬枯れに 哀しむ青の 弓弦葉は 根雪待つかも 春を待つかも
14
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KEN
拳より 小さく丸む 雀らが 日溜まり探す 枯れ葉吹く路
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KEN
雪匂ふ 風見上げれば 辛夷の芽 闇を貫く 矢じりにも似て
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