紫苑のお気に入りの歌一覧
恣翁
黄昏の石ころだらけの山道を辿れば 寺に蝙蝠の飛ぶ
24
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みなま
丸一年話し合い手となりしひと母となる日を恥じらいて告ぐ
22
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松本直哉
みづからの重みにたへて秋薔薇うなだれながらほのかに香る
8
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芳立
秋分けてひと日ひと日の暮るるほど闇の深まるわが身とぞ知る
18
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松本直哉
ブラのひもみえてはかなき肩ふるひなぐさめかねつ泣きふすきみを
4
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只野ハル
曇天の憂鬱晴天の寂寥窓を開けど鳥も通わず
9
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あかる
秋晴れの彼岸の朝に経よめば にわか坊主と君は笑うね
11
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松本直哉
まなかまでにじりよりたるシーソーにやうやくたもつ吾子との均衡
7
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K子
姉妹部屋わけるピンクのカーテンは夜風に揺れずただそこにある
3
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夢士
秋彼岸虫の音ほそくチリチリと合い掛けかむり窓開け放つ
13
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詠み人知らず
数々の 裸体が並ぶ 展示会 彼女と見入る 豊満な女体
6
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みなま
四十年たつ公園の木はきっとあの日のあたしのこと覚えてる
8
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みやこうまし
生きたのか生かされたのか流れ星 軌跡離れるを見てほっとする
16
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松本直哉
十字架ゆおろされし子をかきいだくたらちねの母かひなのほそき
4
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松本直哉
ひとふりの刀身としてよこたはるつめたく蒼き秋刀魚のひかり
11
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緋色
朝日透く安酒瓶に秋の夜の破顔千笑未だ満ちおり
6
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みやこうまし
介護して君が耐えてる悲しみの心に響き 同情共苦
19
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只野ハル
柔らかな朝の陽射しにチェンバロ騒がしくラジオ消し風を聞く
11
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みやこうまし
板チョコのパリッと割れる秋冷や 食べ過ぎぬよう買うを控える
19
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へし切
朱に染む秋風そよぐ化野に誰を待つらむ死人花咲く
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