中野美雄のお気に入りの歌一覧
恣翁
天の川流るる空に 月懸かり 浅茅生の草 青く浮き出づ
20
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千映
六県の集いてみちのく盛り上げる若き笑顔に賭けよう未来
19
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紫草
頬杖は頭蓋支うか心だろうか生きたいように生きるも難し
20
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詠み人知らず
貴方とは苦ばかり共にして来たわ 当然だろう 楽は売り切れ
24
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関山里桜
暮れなづむ八坂の塔を望みつつ車夫と行き交ひほほ笑みあへり
23
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関山里桜
体表の汗のぬめりをぬるま湯にぬるりと溶かす夏の行水
8
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関山里桜
クレーンのすっくと聳え望月の浮かべる空よビルありし空
8
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関山里桜
銀の刃に削られほろり落雁と崩るる心守る由がな
7
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千葉 甫
一羽行く鴉のビルのてっぺんで一休みしてまた先へ行く
9
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恣翁
樹冠より洩るる月影 幹伝ひ 地上に 清けく零れ落ちけり
18
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まあさ
新しい 主治医が話す 関西の 言葉が私の 緊張ほぐす
24
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滝川昌之
すくすくと育つ仲間に遮られ 華奢で色白 後れたヒマワリ
26
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秋日好
朝撒いた肥料の匂いが消えてない髪を綺麗と若者は言う
18
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inosann
「ピーピー」の音に急かされ戸を開けてレンジの中の甘酒飲むなり
21
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秋日好
遠路より二組の弟夫婦来て病棟歩き談笑した父
22
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吉野 鮎
蟷螂の生き餌のみ喰み生きる性祈る姿に鎌を合はせて
13
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詠み人知らず
見つむれば 漆黒の瞳の奥深く 揺るる理性の欠片 映れり
27
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新座の迷い人
早朝に 写真撮れずに 鳥の声 ヒュールルルと 啼きし声聞く
11
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吉野 鮎
念佛の空也が口を出ずるやふ蟷螂の子ら列なす茅の葉
12
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灰色猫
両の手で息を潜めて生命の芽生える音に耳を済ませる
22
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