絮谷新のお気に入りの歌一覧
野々花
「桜餅」売り切れ告げる和菓子屋の墨書きの文字まだ濡れており
25
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野々花
吹き荒ぶ風の死角に身を潜め何を語らうつがいの雀
22
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詠み人知らず
故郷への切符を握り乘る電車 汽笛鳴る毎 白雪舞ふ町
12
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詠み人知らず
暦では春來るとは云ひえども 春の裝ひ見る方が寒し
7
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千映
命ある限り便りを出したとて消化の出来ぬ切手の買い置き
12
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藤久崇
我が君の 焔の顔に 冷めしかば くたつ夜に吹く 風に中りぬ
13
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詠み人知らず
知りもせではじめて母の爪を切るそれが最期となりたることを
28
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コーヤ
春の野に出でて触れ合う花たちの笑みの喜び心に伝う
18
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みやこうまし
ピュアーさをいつまで持していけるのか 乱世に生きて自信を無くす
19
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沙久
節目には別れと出会いが交差して表裏一体の縁を築く
20
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沙久
「国民のために」と常にお心を尽くされる姿勢受け継ぐ殿下
14
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九條千鶴
ぱらぱらとお月様がばらまいた金平糖を頬張る流れ雲
6
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リクシアナ
箸先をふわりと返す春鰊鼻にきりりと山葵が冴える
21
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このえ
推し測る 何が真か見もせずに ああだこうだとよくも言うかな
13
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まあさ
春の陽を 求めて伸びる 枝先に エールを送る 如月の午後
22
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万陽
旧友と 久しく会えば コーヒーが冷めたとて なお話は弾む
12
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万陽
じゃがいもと 玉ねぎそれに ごぼうさん「新」つく野菜の ある春の八百屋
10
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藤久崇
湯屋に聞く 女の子戯るる 玉の声 はや衣着む 乱れ立たぬうち
11
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詠み人知らず
束の間に 漏るる月影身に届き 子猿無邪気に歓び跳ねつ
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詠み人知らず
誘われしオフ会やんわり断りぬ 興味の対象 吾にこそあんめれ
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