吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
千映
九十四過ぎても主婦の意地をみせ針に糸通す母に拍手す
21
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鴎
赤い糸紡いで解くひと夏の想いをなぞるトークルームよ
5
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へし切
思ふとも恋ふとも出でぬひとなれや希望は消えて青息吐息
19
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千映
吾はグリーンマニキュアしてた五十年前は結構飛んでた娘
11
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横井 信
川を越え 刈穂の中を 走り行く ドキドキ乗せて 通勤列車
14
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千映
古希なれど古希でいなけりゃならないと決めつけられることに反発
15
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ラベンダー
もしかして 腹立つ人に 事情あり それが理由の その態度かも
16
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恣翁
水平線 デッキの手擦りと交叉して 僅かに 上下に揺らぐがに見ゆ
18
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恣翁
秋雨の 板戸の外を過る音を聞きつつ 床を延べ連ねけり
22
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西村 由佳里
高みから土を目指して雨粒は歌う会いたい君に会いたい
10
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西村 由佳里
頂の岩の上にてかいている季節はずれの蚊に襲われて
13
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滝川昌之
義母は喜寿 孫と娘に囲まれて DNAは笑顔でつなぐ
28
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半格斎
枝もみじ隠して山の端入り日色 今日も終えり秋の夕暮れ
21
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半格斎
山肌の彩る錦縫うがごと 湯けむりただよう蒸ノ湯の秋
23
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ながさき
東天に 真珠の涙 浮いていた 虫の音だけが 響く夜空に
29
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コタロー
白き猫半年前に餌あげて半年經つて家に寄り來る
10
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コタロー
眞夜中の家人が眠り猫二疋運動會が今日も始まる
8
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コタロー
壽司食へば猫がちよこんとテーブルにマグロ慾しさにお手を始める
13
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コタロー
暗くなり餌をこつそり公園へ茂みを分けて猫がわんさか
8
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コタロー
虎猫が兩の瞳でうるふると不思議な顏で我を見つめる
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