詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
吸ひ葛雪消の肌に添ひたれば月の雫の影を含めり
19
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吉野 鮎
蠟梅の薄黄緑に透ける花雪の雫にその香抱かれ
5
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吉野 鮎
免罪符得る術ならん吾を抱くは雪しまく闇を歸りゆく人よ
6
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リクシアナ
氷点下23度のなごり星まばたき交わすラメの雪闇
27
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千映
茹でものを少し柔くするだけで母の夕餉の笑顔が増える
19
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詠み人知らず
初雪の白き庭さき聲明かり幼よろこび舞ひ散る風花
16
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千映
君の前目が輝けぬ吾となれば姿を隠す覚悟出来てる
10
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詠み人知らず
薄雪の落ち葉まばらに秋残し思いを馳せる豪雪地帯
14
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千映
平凡な日々の暮らしに打たれしはカンフル剤の如き君かな
11
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美津村
またひとり亡くなりたりと寝たきりの母が気配を察して話す
12
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美津村
死んでも母は地獄へなんかいくものか地獄の如き世を生きたれば
16
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美津村
色も艶も失せて埃のごとき髪母は髪より枯れ始めたり
14
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千映
雪の中 都大路を懸命に走る娘に傘も応援
15
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もなこもち
寒いからどこにも出掛けないと決めド派手な靴下履く日曜日
9
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沙久
天秤が揺れる「いいな」と言いながら 天に任すか恋の着地点
23
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桐生賄
目覚めれば 辺り一面 雪景色 大人総出で 雪掻きの朝
21
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絮谷新
携帯のふいに切れては耳当つる沈黙深し断続音は
26
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恣翁
左義長の煙を標に 何処にか 正月様の還りゆくらむ
21
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秋日好
薄氷の下の金魚はいつもより寄り添い沈んで囁いている
27
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麻
時知らぬ宿かとぞ思ふひぐらしのそら音ひと声鳴きわたりけり
27
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