吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
内藤芽亞
満月を 愛でる者らに 物申し 我らも見ろと またたく星ら
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へし切
老いぬればしづかなる日を望みとし愁へなき日を楽しみとする
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千野鶴子
時々は栄養だとか味だとか何も考えずかきこむ日もある
6
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千野鶴子
レトルトとインスタントのローテーション腹が満ちれば良いわけじゃないが
6
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千野鶴子
あでやかに飾った洋菓子示すのは「色気と食い気は両立しうる」
5
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千野鶴子
あの家はもう帰るとこじゃないのだと「実家に行く」と打ちつつ気付き
7
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夢士
民は皆こころ優しき人なれど頭となりて心置き去る
11
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夢士
古稀なりて古稀を逆手に古稀を売り古稀に見えずと古稀忘らるる
13
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夢士
窓下の虫の音チリりと夜の更けて一人寝の床夜風流るる
19
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只野ハル
半袖のシャツで風切る自転車で稲を刈るコンバインを追い越す
9
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只野ハル
三年過ぎ故郷に錦飾れねば鈴鹿の里に秋風の吹く
19
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只野ハル
眠られぬ伯爵のため作られた変奏曲だとラジオで知った
12
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コタロー
秋の雲流れるやうに茜色鳥は羽ばたき家路へいそぐ
8
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コタロー
燃えるよな太陽浴びて農夫らは黄金の稻を刈つてゐるなり
10
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コタロー
穴を出るによろによろ動くこの蛇はによろによろ動き穴に戻りぬ
8
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コタロー
夕闇をランダムに翔ぶ蝙蝠のベクトルの先何處へ向かふか
8
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詠み人知らず
壇ノ浦み波風すさまじく観る眼も曳きずり籠む修羅もの
5
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詠み人知らず
横ひとすぢ浮かぶ雲から泣くまいと噛み殺せない月光もれる
8
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詠み人知らず
月うつろふ夜長さながら薪能じれったい程あゆむ摺り足
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詠み人知らず
上弦の月は棹さすバルカロラ下弦は命かり奪る利鎌
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