詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
まあさ
訥々と息子が語る新天地 はりはり鍋を囲みつつ聞く
20
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万陽
母が炊く赤飯の香に頬そめてうつむき食んだ初潮の夕食
16
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ながさき
仏弟子の 一人と決めて 生きてゆく 浮世の憂さなど 何するものぞ
26
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野々花
思いでの日々を辿ればひとひらの雪さえ淡き桃色になる
24
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inosann
病む母と世話する兄との口論に帰郷の足の遠のきている
23
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千映
「吾生きることで精一杯」ふともらす母の弱気は正直かなと
14
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灰色猫
映像が時には音声蘇る短歌という名の記憶媒体
21
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万陽
吾娘という湯たんぽを抱き床に就く何にも勝る防寒具なり
15
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Chico
きみとても 彷徨へる吾を導する アスタリスクのやさしき光
27
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月虹
世界から切り離された雪景色成す術も無くひとり寝落ちる
81
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石川順一
空間が全て密猟区に成れど死には至らぬ病と思ふ
13
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詠み人知らず
爪を立て頂上目指す古語の山 爪折れてばかりまだまだ裾野
16
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もちのみ
雪雲の上であなたを見つけ出しまっさかさまに降ってゆけたら
10
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愚と楽
どうかして 少し減らせぬものだろか ソコカシコにあるウラメウラハラ
11
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石川順一
遺失物届けに行けばマグナムが火を噴いて居る師走の工場
12
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コーヤ
何物も無駄にしないの生き方と工夫そのものが禅的心
19
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コーヤ
出来ること 一生懸命 することで おのずと結果 巡って来るもの
20
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夢士
列島の屋根に分けられ大寒波黄昏のなか家路を急ぐ
18
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もちのみ
「もういいや」 緩めた手から風船は飛んでわたしの涙は落ちる
4
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なかしぃ卿
初雪の泥濘の中ぺんぎんの歩むが如くこけず進まむ
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