KENのお気に入りの歌一覧
北大路真彦
昊天に飛行機雲を目で追ひつ姉の棺の輕さに噎ぶ
3
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横井 信
つまづいて転ばぬようにふんばった熟れないままに落ちた柿の実
13
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へし切
秋色の沈む夕日にさよならと君の名呼べば逢へるだろうか
11
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夢士
我が母校建ち変わりをり半世紀経ちて変わらぬ多摩川の風
13
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恣翁
背に添ふる掌の向きを そっと変へ そのまま乳房に押し当てし女
6
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翠燕
見られてる 人前立つと こわばって 「普通にしてれば?」 それが難問
10
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河のほとり
露わけて尋ねか行かむ野に遠く風のこたへぬ夢のありかを
18
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詠み人知らず
朝まだき雨のすだれをそっと開け吉備路陰富士出番待ってる
16
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詠み人知らず
うたかたの華やぎ祕めて曼珠沙華しきりに燃えて山あいの畦
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滝川昌之
十円の値上げを詫びる定食屋 薄利無く泣く血税を盛る
21
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ましまし
校門を入ったさきの彼岸花 ぽつりと佇み静かに燃える
2
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灰色猫
立っているここが世界の中心でないなら僕は誰なんだろう
18
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うすべに
すがる杖 目を細めてる彼岸花 浄土に続く道のいろどり
10
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夢士
秋うらら朝の陽を受く茶臼岳きらりゴンドラ山頂目指す
14
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横井 信
バス停に並ぶ落ち葉の笑い声優しくなった日差しに踊る
16
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へし切
赤ままの花咲くみれば幼児のままごと遊び秋の夕暮れ
13
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翠燕
ざわめゐて 想ふ心を 疑ひて 会へぬ時間は 我への問ひかけ
10
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灰色猫
あたたかく歳の数だけゆらめいた炎としての幸せでした
16
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詠み人知らず
稻穗垂れ黄金の海に鷺一羽薄暮の空を悠々と舞ひゆく
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滝川昌之
過ぎし恋 寄木細工の隠し箱 順序違えて取り出せぬ恋
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