詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
澄舟
夏至の宵ラピスラズリの濃さのまま もう深みにははまりたくない
6
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澄舟
なじられてカオスに落つる我がこころ蜘蛛の糸さえおりてこぬ場所
5
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澄舟
ギムレット干す止り木に異国語の訛りも混じりシェイカー響く
6
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千映
新年会色々食して飲んだから寝る前白湯で胃腸を洗う
10
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千映
情念をとろとろ燃やす慌てずに掴んでみたら意外に熱いよ
15
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新座の迷い人
セキレイが 大気汚染で 黒ずみて 鮮やかな色 何処に失せたか
12
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猫の尾
限られた 言葉で告げた さよならの こたえを未だ 求めて已まぬ
5
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灰色猫
温かい心臓ひとつ手に取って雪だるまへと移植してみる
25
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灰色猫
雪を踏むただそれだけで満たされた幼き日々にしばし帰ろう
25
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灰色猫
ゆっくりと正しい姿勢で着底すあなたが沈める言の葉の舟
23
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千映
外観の衰えしとこ見ない振りこころ豊で熱きこと知る
10
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澄舟
競馬場ビール工場ある町に雪の降らない一日暮れゆく
11
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澄舟
雪深い町に住む君 もう一度くらい今生に会えるでしょうか
11
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詠み人知らず
粋がって自由律とは云うなかれ リズム不在は 木偶の作文
17
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詠み人知らず
暇人の多分にふやけた作文に つい羨ましいと つぶやく臥薪
23
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夢士
雪の降る歌の数多のこの時に雪見ざる事この歌に詠む
22
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万陽
東京の姉貴に送る小包に故郷の空気と匂いも添える
17
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石川順一
風呂蓋のふちは複数穴が有り傾けた時水芸見せる
15
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コーヤ
人生はこれでいいとは思わずに新たな希望追い続けてゆこう
19
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コーヤ
谷登りでこぼこ道も突き進みひるまず歩こう希望目がけて
19
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