吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
藍子
父一人残った実家の庭寂し金木犀も柿ノ木も無く
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藍子
珈琲もアイスを止めてホットとす麦茶も残る我が家の食卓
20
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藍子
初恋の終わる春にはまだ遠く切なさ増した秋の校庭
17
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内藤芽亞
秋風月揺らす草原手を伸ばしすすきを取りて夜空に透かす
6
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内藤芽亞
会社にあるタイムカードの音まるで手錠の音に聞こえる月曜
21
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内藤芽亞
薄雲が広がる空を飛行機が裁断していく昼の十二時
8
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内藤芽亞
おとなたち道端の花踏みつけて目的地だけひたすら見つめる
10
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コタロー
雨に濡れでんでん蟲蟲かたつむり角を出しつつ行く先探す
11
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コタロー
しとど降る雨に濡れたる朝顏は色とりどりの悲しみ浮かべ
13
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コタロー
秋の夜のバイオリン彈くしなやかな女性の指は弦上踊る
10
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コタロー
雨降りの日本列島眞上では歎きの神が泣ゐてゐるのか
8
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詠み人知らず
訪へば 花は見ゆれどその実は 霞と失せたる 友ぞ寂しき
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詠み人知らず
愛しきに 黒髪梳かれし夢の夜は 明けやしぬらむ 鳥ぞ鳴くなる
16
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灰色猫
命懸け平均台をじゅんばんこお前が死んだらつぎ俺だから
17
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灰色猫
獅子座には獅子座の道が射手座には射手座の道が導きはある
18
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灰色猫
まだ星に名前もなかった満天の夜を渡って出会えましたね
20
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灰色猫
着飾った言葉で遊ぶ幼さを捨て去れぬまま空虚を詠う
25
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灰色猫
異世界を求める心は現では得られぬことの絶望でしょうか
18
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とはと
色を垂れ乾きを待たす鳴き声に真昼の梅の枝を掛け立つ
6
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とはと
表れる紅の鞠取り放るそこ付けずに隠す鈴の踊り音
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