詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
思ひあまり そなたの空をながむるも ただ秋色の風のそよぎて
19
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詠み人知らず
ドーランの下の素顔の忘失は 道化にすぎて暗澹たる明日
12
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詠み人知らず
作品は作者と読者の感性の 融合ありて完成するとや
20
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半格斎
友垣や命果てたり風便り 集く蟲の音 秋の夜は過ぐ
13
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ながさき
一身の 頭は「妙」で 喉は「法」 胸は「蓮」なり 胎は「華」なりと
23
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千映
長雨でなまった吾の身バシバシと吾が鞭打って鍛えなおそう
13
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滝川昌之
吃音の作家が描いた小説に出てくる子どもはいつもさみしい
25
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滝川昌之
蝉の翅みたいに透けた靴下の底でまだまだあと八日履く
18
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荒野のペンギン
身を投げて釆女は愛を貫きぬその身は朽ちても想いは永遠に
6
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荒野のペンギン
夏の闇ふいに薫ってタクティクス抱きしめられて恋がはじまる
4
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灰色猫
絵としての文字を綴って少年は鳥という字を空へと放つ
28
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灰色猫
沢山の邪魔するものに出会っては正しく壊し埋葬します
22
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詠み人知らず
シトラスのいと爽らかなる香をかげば 昔の人のシャツ思ひ出づ
18
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石川順一
芋虫が戻り出したり暑熱避け七月八月の空白の日々
14
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石川順一
芋虫を撮影したり寒蝉も初めて聞けり小規模ながら
13
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藍子
作品を発表したならその後は作者の手離れ読者に託す
22
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へし切
露草のかよわき花に君をみる露の命もけなげに咲けり
29
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へし切
情けなや今の流行と言ふまいが 猫も杓子も 不倫!不倫!
20
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へし切
道ならぬ恋をし恋ひば山の尾に枝折りもあらで行き迷ふかな
22
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inosann
振り返る和解と妥協の産物は寛容と許容の眉間の皺
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