舞 のお気に入りの歌一覧
コーヤ
華やかに咲く百日紅眺めおり静かに暮れて残照のころ
23
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千映
母はもうマグカップでしかお茶飲めぬ指先の皮薄くなりし今
15
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リクシアナ
境内のきざはし下り神籤ひく槿ふたいろ雨にうつむく
25
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野々花
何時までも空を見上げていたいけどそろそろ主婦に戻りましょうか
30
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人三昧
露天商 綿菓子たくみに 作りけり 不思議顔して 幼女微笑む
10
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灰色猫
アスファルト踏み潰されたる甲虫のあはれなるかな死骸の光り
27
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へし切
空青く野分きのあとの忘れもの夏の終わりの厳しき残暑
25
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秋日好
理科系の父の書棚に紛れてた「愛するということ」という本
22
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絮谷新
自転車屋チューブに湧きし泡沫の消えて初秋の風の通ひぬ
18
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千映
頂いたあまりに長い長ナスはお裾分けにも笑いが返る
15
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めだか
どなり合う声の聞こえる夏休みとなりの息子声変わりして
6
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林林
ウルトラマン熱く語らう父と子は渋滞十キロものともせずに
17
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葱りんと
パロディで覚えた台詞でガンダムを 知ってる気になる 息子の若さ
8
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沙久
それならば 今宵は君の ために咲こう 散る姿さえも 忘れられぬよう
15
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千映
初産は西瓜のごとき突き出したお腹に吾は振り回された
7
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へし切
夏と秋とめぐる季節のうつろひに風にたはぶる秋あかねかな
24
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芳立
うつそみに病めるひと日のまどろみの果てに鳴くなりつくつく法師
8
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夢士
歳重ね知らず知らずに老い来たり気づかぬ振りの駅の階段
14
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灰色猫
赤ちゃんを抱えるような優しさでスイカを抱いた夏休み
29
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みやこうまし
食欲のとみに衰え点滴す妻は黙して笑顔のサイン
15
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