灰色猫のお気に入りの歌一覧
ゆりこ
あきらめの気持ちを終い丁寧にエンドウの筋むいて並べる
12
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桜枝巧
自販機で君が飲んでるコーヒーの隣に並ぶおしるこを買う
8
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へし切
老いてなほ日々の暮らしはわびしくも若かりし日の夢は忘れじ
30
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たけくらべ
一目見て恋に落ちなむ心地すは夏の魔物の為せるわざかも
25
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千映
今日もまた愉しい日だったありがとう生きられる日は一日減ったね
14
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夢士
昨日も今日も明日も言の葉を並べて崩す五月雨の午後
20
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Chico
鍵つ子の握るこぶしに頼もしくベーターカプセル颱風前夜
15
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しょうとく
梅雨の闇頭を垂れる紫陽花の気配も消えて雨の降り敷く
13
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夢士
久々の歌よみ懐かし友の居て貰ふ拍手に歌沸きゐづる
18
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葱りんと
スーパーのレジ 実習生の 名札見て 値引きのシール 言えずに定価で
20
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空飛びネコ
天の川太陽系の地球星小さな国の大きな苦悩
10
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nifu
自販機の明かりで影を見下ろして苦味が残る 虫が這いずる
5
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リクシアナ
朝霧のうずむ谷間の里にあり都の風を恋うる夏の日
22
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鴎
女から見向きもされぬ性欲の一人ぼっちの憎悪を知れよ
3
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みやこうまし
情としてひきうけまいぞわが老いを 時の流れは抗しえぬもの
21
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海恵ふきる
屋上でみあげる空はやさしくてどうしてこんなせつないんだろ
6
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千映
冷用酒飲んで飲まれてほっこりと主婦の仕事をどこかに忘れ
18
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詠み人知らず
飲みかけのグラスに浮いた亡骸の 蝿よお前が 死ぬほど憎い
15
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優器ルミネ
茉莉花の香り蔓延る街角でシフォンスカート靡かせて待つ
6
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空飛びネコ
若き日はその価値しらず歳重ね恐れ後悔重ね行くのか
7
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