灰色猫のお気に入りの歌一覧
萱斎院
織女はこよひかの橋わたれれど すべなきわれはひとりかも寝む
3
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橙田千尋
軒下でどしゃぶる雨を眺めてる神様早くバケツ返して
3
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夢士
ギラギラと陽の照り付ける遊歩道くろ雲の出で逃げる間もなし
11
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夢士
ワルナスビ ヘクソカズラやヤブカラシ野の草の花愛くるし花
13
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只野ハル
真夏日に自転車を漕ぎ汗かいて身体が目覚め夏風邪の去る
18
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詠み人知らず
仕合せも毎秒毎秒落下する 物理通りの 人の質量
19
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河のほとり
置きまよふ草葉の露に入り日さし玉と輝ふ夕立のあと
24
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あふひ*・○・*
脚先を川に浸せば冷こくて貴方の居ない夏がまた来る
21
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詠み人知らず
薄曇る夕暮れどきの夏椿苔生す岩に寂しささそう
14
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りんす
真夜中の赤信号でふたりきりひみつの足音「わたっちゃったね」
7
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きんぎょばち
屋外の音楽堂は椅子熱く浴衣華やか夏来るを知る
4
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リクシアナ
「字が上手くなりますように」 短冊に書いた願いの未だ叶わず
21
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林林
どうすればあなたの傷は癒えますかごめんなさいの次の朝には
25
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鰹鯨
軒先をホースで打ち水鳴くセミと庭の向日葵にかかる虹
11
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沙久
叶いますようにときつく結ばれた 短冊抱く笹揺れる駅
23
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浅草大将
隠れつるうき世は闇もひさかたの天の御なかの主のおほ神
10
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いわなおいびと
そうめんと冷麦の違いなど語りまた日曜の昼は麺なり
7
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野々花
恋だけで留めておけばいいのかな恋が愛へと変わらぬように
16
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いわなおいびと
三日間干して取り込む梅の実の香の満つる夜は亡き父思う
7
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矢車菊
優しさに敏感な人はみづからがこころやさしい人なのでせう
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