KENのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
せめてもの恵みもたらせ野分にて荒ぶる水が運びし土よ
7
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千野鶴子
とりどりの木々や果実のおめかしに見とれて過ごす霜月の日々
6
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夢士
小春日の空に染まりし朝顔の花愛で歩む二ケ領の路
10
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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詠み人知らず
責任の締めの土俵を守り抜く威風堂々横綱相撲
9
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滝川昌之
元年を含めてすべて一並び今年は一本多いポッキー
11
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灰色猫
シルバーの無骨な指輪はめたまま優しく豆腐を切り分ける君
12
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滝川昌之
筆と成りキセルと成って生き生きと噺家の手に踊る扇子よ
21
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横井 信
川越しに遠くに霞む病棟を染める朝陽を今日も見ている
11
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灰色猫
津軽には津軽訛りの猫がいて演歌のこぶしで夜な夜なわめく
21
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灰色猫
憧れの歌集のカバーを外す時あなたの服を脱がせるみたい
12
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灰色猫
猿山で寝転ぶボスに如意棒を与えてはだめ与えてはだめ
11
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コタロー
蜘蛛の圍でじつと動かぬ女郎蜘蛛孤獨と饑ゑに必死に耐へる
7
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横井 信
ふと沁みる治りかけてた傷口にそっと触れてく秋の夕暮れ
15
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
22
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神戸風見鶏
山茶花のさ白き蕾ふくらみて 去年に変はらぬ冬さりにけり
24
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神戸風見鶏
史と樂に澪を求めて越しぬれど 歌の道には標なしとや
28
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滝川昌之
秘密基地 空き地の土管で見た夕陽 頬染める友 永遠(とわ)とした頃
20
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灰色猫
夢なんて描いちまって眠れずに興奮してる少年であれ
16
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灰色猫
君のない帰路に伸びゆく影ひとつまるで片手をなくしたようさ
15
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