詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
坂本雅則
「新世界より」の「家路」をハミングす通天閣を仰ぐ夕べに
4
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夢士
柔らかき窓の明かりにふと目覚む吾の声天に届き雲去る
16
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詠み人知らず
水送り二月堂までつながりし若狹小濱の神事ゆかしき
6
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へし切
静夜のさし入る影は冴え冴えと地上の霜を見たるに似たり
21
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横井 信
朝もやの向こうに昇る太陽に出会った街の静かな目覚め
9
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滝川昌之
朝刊を手渡すバイクの青年が指す西空のスーパームーン
21
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ななかまど
あたたかくなりましたねと春障子影のうごきて足音の行く
6
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夕夏
きょうこうはばちかんしこくとうちしてくにそのものがせかいいさんに
4
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うすべに
目覚めれば きみの残り香うすらいで 雪の月夜の藍に梅の香
20
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夕夏
みらいとはさんじゅうねんのへいせいのあしきけいけんいかすことなり
11
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夕夏
まどわされたくないけれどよのつねでうわさばなしにきょうかんをえる
6
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詠み人知らず
待ちきれず春を訪ねてゆく旅に羽織るコートの花に埋もれり
7
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詠み人知らず
亡き夫 来世があればすぐにでも 知らすといいしがまだ便りなし
7
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雪柊
「女々しいと」空より叱る父の声涙で磨く小さな墓石
13
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雪柊
確執の最中に死別し吾が父に孝行せざるを悔いる冬の日
16
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KEN
淺春の うたかたの粒 枝に留め にほい立つかな 山里の花
17
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夕夏
はなのさくしぜんののはらよくみればしゅんかしゅうとうすみわけており
13
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滝川昌之
田起こしの土の匂いを運び来る風は辛夷の枝端くすぐり
23
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蔓葵
軒ちかき梅のたち枝をもる月のかげさへ匂ふ小夜の手まくら
18
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KEN
やわらかな 光の毛布に くるまれて 精霊うたた寝 古木の根元
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