灰色猫のお気に入りの歌一覧
鰹鯨
みっともないところばかりが目について心の余裕がなくなっている
8
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鳰
我を張れば己の硝子は曇りゆく我を捨て去るはされど色なし
3
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沙久
今もなお 支えてくれる 友のため 「受け止められる」自分になろう
17
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へし切
若き日の夢の真中は露の間に待たぬに老いは来たるものかな
28
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沙久
世界から かけ離れてゆく それよりも 寄り添うことの 方が難しい
11
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沙久
小学校からの戦友吾の手に すっぽりはまり日々紙つなぐ
8
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松本直哉
金色のちひさき蜂の馥郁と薔薇の内部に憂ひを知らず
8
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光源氏
かりそめの契りを願ふ七夕のつれなく見ゆる有明の月
19
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葱りんと
庭に咲く ホタルブクロを 見て旦那 「イカのたまごだ」 勘弁してよ
10
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光源氏
雨霞む竹の一群なびけども我の心はなびきならむや
14
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コーヤ
赤々とカンナの花の燃えるよな恋もあったと若き日重ねて
20
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コーヤ
夢描きコツコツ習い続けゆき織り成すときは花と咲くなり
17
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夢士
透明な傘を差されて両陛下復興視察に心うたるる
15
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桐生賄
明日息子 歯科治療が為 戻ります 何をご馳走したら良いかな
14
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水海はるこ
「グループを作れ」という声 教室のざわめきが遠ざかってゆく ひとり
5
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もり
窮屈な靴を一日履いていて危険なレバー引きそうになる
9
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みやこうまし
例外のあらぬ死のこと考えず すたすた歩む四季の花道
20
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野々花
平凡に過ぎ行く日々のもどかしさ悪戯みたいに小石を放つ
19
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野々花
降りだした雨音妙に悲しくて貴方の声が聞きたくなるの・・・・
12
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野々花
柔らかく心を撫でる言の葉が君への想い静かに解(ほど)く
10
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