風花のお気に入りの歌一覧
赤石仙人
冬の朝霜降り地面は雪のやう鹿呼ぶホルン響く飛火野(とびひの)
3
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笑能子
漠然と過ぎゆく日々のただ寂し咬みつき甲斐も生甲斐と知る
2
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夢士
枯葉舞ふ家路を急ぐ並木道カサコソコソとおしゃべりのなか
10
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へし切
東風吹けば笑みて顔だす福寿草 なごりの雪に季節を忘れて
22
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村上 喬
さよならの雨に佇む君の背にそっと差し出す傘は水色
23
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ながさき
風寒く 春まだ浅き 野辺の道 微笑みながら 揺れる水仙
21
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紹益
メジロ来て 蜜を啄む 梅の花 早く聴きたし 鶯の声
18
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詠み人知らず
青わけるひこうき雲にゆっくりとうろこ浮き出て龍が現わる
7
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成瀬山水
どこまでも青を伸ばした空のした先行く父のこえが聞こえた
10
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詠み人知らず
風凍みる四十九日の帰省にも 川面に立てる一本の鷺
20
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悠々
履歴書を、歌に詠まんと、ねがひしが記すべくなき、我が人生よ
17
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由縁
まぼろしの鳥の姿を待つ人は 焦がれるひとみファインダーにあて
7
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悠々
あかときの、そらに残れる春の月 つがひの雁は鳴きつつ北へ
15
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文月
凍みゆるぶ土手踏み行けば枯れ草の下に確かな土の息づき
7
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詠み人知らず
「気ぃつけて行ってきなはれ」「キィなけりゃクルマ走らん」 浪花の会話
13
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詠み人知らず
お握りは懐炉としての熱をもち 通勤ポケット手をなごませる
16
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ながさき
経過した 時間は全て あの時の あの日のままに 巻き戻されて
19
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悠々
ある日ふと、鏡のなかに見もしらぬ 老人のゐて われにほほゑむ
22
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露麻
恋は乞い深く想えば想うほどその心を欲し願うもの
4
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へし切
枯れ果つる野辺に霜おく道行けば春待ち顔につくしもふるへ
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