絮谷新のお気に入りの歌一覧
藍子
落ちる陽を背中に受けて帰る道ちびな私も影なら長い
13
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藍子
慰安婦の像さえままにならぬ国国民感情政府にも勝つ
11
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藍子
自衛隊援護にまわる船があるピースボートは情けなき船
10
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藍子
時折に背筋を伸ばすこの仕草老いでは無いと思いたき我
22
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新座の迷い人
東風吹きて 梅花香し 心地よさ 妻に見せたや この梅花かな
18
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松本直哉
たまはりし去年の棕櫚の葉かれはてて灰の水曜日のちかづきぬ
6
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まあさ
一年の ブランクある夫 教え乞う 我が子と同じ 齢の部下へ
23
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えこ
バイト中おばちゃんがくれた饅頭の味にすべてを赦してもらう
13
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コーヤ
梅の花嵐にさらされ戸惑うも夜中こらえて朝陽に安堵
16
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愚と楽
お空からご先祖さまが見てるなら 先に言います。なんかごめんね。
15
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只野ハル
百均の万年筆で知る手書きの面白さでも字は下手なんだ
16
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愚と楽
待つでなく急ぐでもなく 見てようが見てなかろうがテロップはゆく
15
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葱りんと
好きすぎて 逆に手出せぬ 塩焼きのニシン一匹 旦那と二人で
17
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石川順一
上に着る下着に蜘蛛が入り込み廊下に放つ姿を消しぬ
6
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falcon
金色の花の下みちあゆみくる小紋の裾に春のあしおと
18
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恣翁
雨傘を窄めながらの「よく降るね。」 見遣れば 笑まふ友の在りけり
17
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詠み人知らず
夕まぐれ 悲しみ烟る窓の邊に 拾ひし星屑 かかげる子猿
12
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詠み人知らず
やめてくれ 泣きたい立場は吾なのに なにゆえ君が先に泣くのか
11
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詠み人知らず
何も彼も嫌氣さすがに疲るれば 神經鎭靜 闇風呂漬てり
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詠み人知らず
頬赤くほろ酔い気分はそっちだけ たくし上げられ背中が寒い
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