都詩のお気に入りの歌一覧
秋日好
触っていい髪が背中がそこにあるそれだけでもう充たされていく
9
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小林道憲
街中に降りしく雨は凍てついて 夜更けのうちに雪になりけり
11
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灰色猫
美しい 言葉を生みだす 春色の ルージュをひとつ 僕にください
40
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ゆり
鼻先に母の気配の風吹いてうぐいすぱんを求めて帰る
5
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へし切
囚われし吾子の命を乞ふ母の思ひよ届け世界の空へ
22
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風花
正確に鼻のセンサー反応す今年の花粉は水曜日から
7
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へし切
亡き父に 面も声音も癖さへも似てくる吾を見 老ひし母笑む
24
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鬼月
イニシャルを爪で背中に刻みおり 誰にもあげないわたしのおとこ
6
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鬼月
頬よりも唇よりも マルボロにやさしくキスするおとこはきらい
5
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ゆうくん
箱根路に つなぐたすきに 夢を乗せ 目指せ勇者よ 君のゴールを
12
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ふきのとう
好物のおでんの鍋をのぞきては待ちきれぬ夫はつまみ食いする
18
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ふきのとう
窓辺から入る日差しのぬくもりに晶子の歌集を開いてみたり
17
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みずたけ
近頃の若者マナー悪いぞと歩きタバコで呟く老人
6
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悠々
名もしれぬ、草にも小さき花添ふて、路地にたしかな、春の跫音。
25
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村上 喬
この旅の遙かな道のり思うとき僕らはゆったり道草をする
35
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村上 喬
交差する一瞬だけが輝いて僕らはそれぞれ歩き始める
29
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村上 喬
残された僅かな時を思うたび背中に生える千本の腕
14
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秋日好
龍一のラストエンペラー聞きながら思いを馳せる遅まきの春
8
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秋日好
こっそりと弾いてたピアノ二階より会議中とのお叱り受ける
11
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秋日好
するそいね 祖母の声音が蘇る長州女の静かな戦い
13
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