詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
枯れ枝の先に膨らみ天めざす蕾は皆の心をみせて
11
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へし切
水仙の立ちのすがたをつくろひて荒波の野に耐へ忍び咲く
18
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デラモルテ
東雲の雲も白まず降る雪の闇に埋もれる福島の街
8
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日向猫
手を伸ばしかがやくまなこで待つ児らに絵本手わたす夢見てあれと
22
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デラモルテ
機關区の遠い汽笛を聞きながら雪降る街は昏々と眠る
10
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日向猫
雪花の風に遊びて輕びやか地に落つを厭ひ舞ひ上がる樣
28
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へし切
輝けど満ちたる月は欠けるのみ忘れし人を幻に見る
19
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inosann
初デートの名前もおぼろなあのひとを思い出させる今日の夕焼け
15
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日向猫
君のその個性がひかる網タイツ爬虫類ぽくてとても綺麗だ
20
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恣翁
人柄の奥床しさを偲ばする 君の口調と吃り癖かな
34
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恣翁
夜の底に 見知らぬ顔の湧き上がる 鏡の中に沼気のごとく
23
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inosann
揺らいでもすぐに状態たて直す「ヤジロベエさんあんたは偉い」
11
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聴雨
人知れず流れし星にかさね見む遠つみ空をわたらぬ思ひ
11
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へし切
ヘタでいい素直に詠めばそれでいい 生かさる今の音色を求めて
22
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紫草
いいわけの手紙を書けばさびしくて遠景けむる一月の雨
37
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日向猫
橋という建造物を渡るとき意識の底に決断がある
18
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詠み人知らず
失われし時をもとめてけさもまたしょうが紅茶にサブレひたして
6
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へし切
優しさと愛しさ一途歌いきて浪速の春に散るぞ哀しき
22
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恣翁
想ひ馳す 水平線の向かふへと 滑り墜ちゆく未知の球面
30
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inosann
仕事始め御とそ気分の覚めやらぬ営業車は行く人気の無い道
10
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