桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
お手玉をすれば自然と出る唄のか細き義母の声ぞ哀しき
13
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ながさき
沖縄の 地中に眠る 不発弾 完全撤去に あと七十年
9
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ながさき
はなやかな 繁栄の裏に 隠された 悲しみの影 いつの日消へる
10
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時計台
父の日に 屆きし子等の 気遣ひは ブルーベリーの若木数株
10
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へし切
押し売りに 安倍も岸田も形無しで 要らぬおもちゃにて国を守るか
7
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へし切
しきたへの枕片去る 短夜を 君が寝息の懐かしき夏
20
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滝川昌之
「たむらや」の味噌漬けがあり酒二杯、飯一杯を味わいすする
17
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滝川昌之
暮れてなお余韻を残す夏至の夕 湿気った昨夏の蚊取り線香
15
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ななかまど
死者の持つ重き白旗に背を向けていかにつくろうその鉄面皮
14
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ななかまど
咲き切ることが言葉を持たぬ愉しさと一日の命にキスゲの花は
14
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灰色猫
ほたるらが水辺を称え舞うように五穀の神を舞わねばならぬ
6
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灰色猫
夏告げる雨にうたれる睡蓮の鉢でざわめくわたしはめだか
9
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凌霄花
凛として宮の参道松並木今は昔の賑わい語る
11
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茂作
閃光の消える間もなく轟きぬ 雹を吐き出し狂ふ雷神
14
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時計台
亡き母の 口ずさみせし 白秋の 薔薇の咲きたり 汝が命汲み
9
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ななかまど
シベリアの惨劇もありそしてまた新しき悲劇生まれるウクライナの地
8
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ながさき
日々過ごす 我らの住處 「道場」は 常在戰場 自己と戰ふ
10
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滝川昌之
老兵は置き傘くらいの存在で若手動かし時々救う
14
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横井 信
半年の成果に向けてあと一歩 木陰の風に数えるこよみ
11
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茂作
咲く花に露を殘した朝顏の なお待ちかねる夏の夕暮れ
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