まがねのお気に入りの歌一覧
横雲
夏衣ひとへに薄き香の心たよりなきもぞ朝の涼しき
2
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卯月
父母は投票はがき幼子は落ち葉握って歩く日曜
6
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inosann
投票日は吹けば飛ぶような薄紙に許せる範囲の明日を託す
16
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ふきのとう
たんぽぽの小さき黄色に手を止めて戸惑いつつも鎌を差し込む
21
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ふきのとう
懸命にピアノを弾ける子どもらのまぶしき未来に拍手を送る
15
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詠み人知らず
中腹の霧が登りて雲になり 鳥さえずれば陽は遠からず
10
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みやこうまし
京の町祇園祭りで賑えど 我は関せず歌詠む御所で
20
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みやこうまし
認知妻ショートステイで暇を得ど 一人暮らしの侘しさも知る
18
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文麿
何度でも積む砂くずす山育ちすぐ連れてって短い夏に
8
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たんぽぽすずめ。
何度でも蘇りたる雑草を刈り込み思う今日は勝ちたい
14
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たんぽぽすずめ。
手の平を返したような涼しさに春の布団を出す夏の夜
11
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文麿
小夜更けて居眠る君を褥へとこの蜻蛉にちからのあらば
12
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詠み人知らず
冷房を切って引き戸を開け放ち 団扇に麦酒これで絵になる
16
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あまおう
キミノコト、思う気持ちが潤々と踏ん張って増す。表面張力
45
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文麿
白き花集めて植ゑし吾が庭に甘く濡れたつ君の面影
20
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みやこうまし
正論に与し来たらぬ凡庸にはじかれ光るすいれんの花
16
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たんぽぽすずめ。
幾年も夢見て巻いたゼンマイを解くか如く蝉鳴きはじむ
21
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恣翁
夜の深み 琵琶湖の面を蹴りて立つ 鳰の羽搏く音のみぞする
22
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恣翁
叩けども応へぬ繭に 甲斐無きも 試し続くる親心かな
38
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詠み人知らず
交差点 電柱の落とす影は濃く 横断歩道を串刺しにする
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